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Lounge Juran

コンセプト 平安時代より灌漑用水路として岡山の繁栄を支えてきた西川用水(西川緑道公園)沿いに店舗を構えるラウンジ。明るく照らすタクシーのヘッドライトや街灯が夜の街に連なり、川の水面や街の建物は、音を、光を反射し、街に活気が沸き起こる。そんな万華鏡のような風景に着想を得、このラウンジ十蘭はデザインされた。夜の賑わいからすぅっと吸い込まれた静けさの先に現れるエントランスには、鏡により何重にも重ねられた深い虚像の世界が映し出され、その世界に人は、距離感を失い、現実から非現実へと誘われる。 ラウンジには、草のような質感を持ったベルベットの絨毯、ソファー、連続する色彩鮮やかなLED、透明グラフィックシートに写し出されたモノクロームの森に咲く蘭の花との対比により、客席に一層の落ち着きを与えている。

長方形をなすVIPルームは客席、天井共に角度を振る事により遠近感を持たせ、小さな空間に奥行きを感じさせる構成。

日常の静けさとは対照的に万華鏡の中に解放された人たち。

その生き生きとした姿は、新たな風景として、再び鏡の中に映し出されている。 本プロジェクトでは、内装デザインのほか、ロゴデザイン、壁面写真のコラージュなどグラフィックから内装まで一貫してデザインを行っている。

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