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CAFE REGOD

コンセプト

倉敷市駅から東へ徒歩20分、倉敷中央病院の北側に位置するこのカフェは、周囲の風景に溶け込みながらも独自の存在感を放っている。

焼杉板と漆喰の白黒の倉敷美観地区街並みにインスパイアされたこのカフェは、外観・内観ともに素材のテクスチャーや風合いを生かしたモノトーンかつテクスチャードミニマルなデザインを採用。周囲の風景に違和感なく溶け込みながらも、飲食店として必要な強いアイデンティティを確保している。

店内はカウンター+厨房ユニットが一つの大きな家具のような存在感を放つダイナミックな空間となっており、運営側と利用者側のスペースが機能的かつ明確に分節されるシンプルな平面計画となっている。

客席は中央に大きなテーブルを配置し、その周りに2人用席を設けることで、シェアできる開かれたスペースと小人数で完結するプライベートなスペースを両立させ、利用時間によって利用者が賑わいや落ち着きといった多様なシーンが楽しめるよう計画している。

外壁の大窓は、内外の異なる照度によって生まれる透過と反射の現象を生み出すクリエイティブなスクリーンとして機能している。

また、目や手に触れるすべての空間要素が「居心地」に関わる要素として機能し、味わい深い空間の魅力を創り出している。

所在地:岡山県倉敷市幸町12-22 設計:Innovation Studio Okayama & HEW イラストレーション:MutePigeon 施工:Kテック 撮影:畑 勝明 竣工:2016

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